ハロプロからゆび祭りに参加したのが何故Buono!だったのか考えてみた


またもや久しぶりの更新になってしまいました。慢性的なブログネタ不足です(笑)
ということで6月25日に開催され、先日NHK総合で再放送さらには12月26日に映像化も決定しているゆび祭りについて書きたいと思います。
当日の各グループのパフォーマンスに関してはBDが発売されてから別途書きたいと思いますので(既に予約済みです)今日はハロプロからゆび祭りに参加したのが何故Buono!だったのか考えてみたいと思います。
というのもBuono!が参加というのは発表になったときから、そして今でも物凄い違和感があるので個人的な推測になりますが考えてみたいと思います。

ハロプロからのアイドル交流祭参加とゆび祭りの意義

2012年は今まで以上にアイドル戦国時代を感じる年になっております。その理由の一つに複数のアイドルが出演するさながらアイドル交流祭が多数開催されていることが挙げられると思います。
代表的なものにはタワーレコード主催のPOP'nアイドルやアイドル横丁祭りがあります。
ハロプロとしても2月のPOP'nアイドルにスマイレージ、4月のアイドル横丁祭りに℃-ute、6月のPOP'nアイドル2にBerryz工房が参加しています。
ゆび祭りは時期を考えるとPOP'nアイドル2の2日後になります。
スマイレージ℃-uteBerryz工房と来てBuono!。違和感を感じるのは私だけでしょうか。
また、ゆび祭りはPOP'nアイドルやアイドル横丁祭りと比べると注目度が圧倒的に違いました。
指原莉乃がプロデュースするイベント、場所が聖地日本武道館、48Gの参加、そして今を時めくももいろクローバーZの参加。
この大規模な場合によっては物凄い宣伝効果を得られるイベントにハロプロが最も売り出す気がないBuono!を何故参加させたのでしょうか。

Buono!の2012年

ここでBuono!の2012年の活動を簡単にですが振り返ってみたいと思います。
1月にはシングル「初恋サイダー/DEEP MIND」を発表し、それを引っ提げてフランス公演を含むツアーを1月・2月で開催。
6月にはゆび祭り参加。
8月にミニアルバム「SHERBET」を発表し、それを引っ提げて小規模なツアーを開催。
以上!
正直なところほとんど活動していないというのが実態です。ミニアルバムに関してもピザーラマネーが無ければ発表されなかったでしょう。
更には結成以来ライブに活動の軸を置いていたBuono!ですが、初めて冬のライブが無いことも濃厚になってきています。
つまり結論として言いたいことは
ハロプロBuono!を売り出す気が全く無いということです。

ゆび祭り参加アイドル発表順

私がゆび祭りにBuono!が参加したことの違和感の一つがハロプロが全く売り出す気が無いBuono!を非常に大きな舞台に参加させたことですが、もう一つのものとしてゆび祭りに参加するアイドルの発表順にあります。
発表順としては
第一弾・・・アイドリング!!!指原莉乃私立恵比寿中学、SUPER☆GIRLS、東京女子流ぱすぽ☆渡り廊下走り隊7
第二弾・・・ももいろクローバーZ
第三弾・・・Buono!
第四弾・・・乃木坂46
という順番でした。
この内乃木坂46に関しては指原莉乃と腐れ縁みたいなものですので置いておいて他の9組について考えたいと思います。
第一弾として7組が発表された後に、第二弾として今最も勢いがあるももいろクローバーZの参加が発表されました。
そしてそのももクロの後に参加が発表されたのがBuono!
物凄い違和感を感じます。
Buono!大好きな私が言うのもなんですが、ももクロBuono!の知名度は物凄い差があります。
実際Buono!の参加が発表になったときにネット上ではハロヲタを除いてはBuono!のことを知らない方が多かったという印象を受けました。
現時点でももクロ以上に人気があるアイドルはAKB48SKE48くらいでしょう。
しかし、ももクロの後に参加を発表してインパクトを与えることが出来るアイドルが他にも1組のみ存在すると思います。
モーニング娘。です

元々はモーニング娘。だった!?

ということでここからが私の仮説になります。
ハロプロからゆび祭りに参加するのはモーニング娘。だった」
モーニング娘。が参加ならももクロの後に参加を発表しても特大のインパクトを与えることが出来るでしょう。
更にはスマイレージ℃-uteBerryz工房と来てモーニング娘。というのも自然な流れです。
また当日の記者会見で指原莉乃がもし次があるならモーニング娘。に参加してもらいたい旨を述べてました。
以上のことから少なくともモーニング娘。にオファーがあったのではないかと私は考えます。

何故モーニング娘。は参加しなかったのか

これには色々な理由が考えられると思います。
まず一つ目はハロプロのそしてモーニング娘。のプライドです。
ハロプロ、そしてモーニング娘。は今年で15周年になります。近年では48Gの後塵を拝しているとはいえ一時代を築き上げ、そして今でもトップクラスのアイドルです。
そのモーニング娘。指原莉乃が主催するイベントに参加するというのはプライドが許さなかったのではないでしょうか。
二つ目は失敗した時のことを考えたのではないでしょうか。
ハロプロがそしてモーニング娘。が他のアイドルと最も異なり、かつセールスポイントとしているのは圧倒的なパフォーマンス力です。
現時点でのモーニング娘。も勿論レベルは高いですが、若いメンバーが多いということもあり完成度の高さではBerryz工房℃-uteに劣ると思います。
モーニング娘。のパフォーマンス力のピークは数年後ではないでしょうか。今は発展途上なアイドルだと思います。
通常のアイドルフェスなら今のモーニング娘。でも大丈夫でしょうが、今回は何と言っても物凄い勢いを持っているももクロが参加しているいわばアウェーとも言える環境。
更には武道館という大舞台。モーニング娘。にとっては初の対外試合と経験が少ない9期・10期のメンバーには非常に難しい条件が揃っていたと思います。
パフォーマンス力を売りにするハロプロがパフォーマンスで他のアイドルに負ける訳にはいかない。
上記の二つの理由からモーニング娘。は参加を見送ったのではないでしょうか。

何故Buono!になったのか

そこでモーニング娘。の代わりとなるグループを探す必要があります。
ももクロに負けないパフォーマンスという点でスマイレージ真野恵里菜は除外されたでしょう。
必然的にBerryz工房℃-uteのどちらかになったと思います。
しかし、Berryz工房は2日前にPOP'nアイドル2に参加するので現実的ではない。
ということで℃-uteが当初最有力だったのではないでしょうか。℃-uteでしたらパフォーマンスでも圧倒することが出来るでしょう。
しかし、℃-uteの懸念材料としては真面目すぎることがあると思います。
4月に℃-uteが参加したアイドル横丁祭りでは圧倒的なパフォーマンスを見せ賞賛を浴びましたが、同時に余りにも大人げなかった、場の雰囲気を壊したという評価がネット上の一部で見受けられたのも事実です。
真面目で全力なのが℃-uteの魅力だと思いますが、対外試合では場の雰囲気を守りつつ凄さを見せるということが求められていると思います。
そこで彗星の如く登場したのがBuono!だったのではないでしょうか。
Buono!の3人、嗣永桃子夏焼雅鈴木愛理は大舞台でも実力を発揮できる勝負強さを持っていると思いますし、圧倒的な実力も経験もあります。
更にはBuono!が歌唱力に重きを置いているというのもももクロと競合せずに済むという点で良かったのではないかと思います。
そして一番重要だと思われるのが失敗しても事務所としては痛くないということではないでしょうか。
派生ユニットだから、つんく♂は関わっていないから等言い訳にはこと欠きませんし、失敗したら活動休止にして表舞台に上げないということも出来たはずです。
以上のことからBuono!が選ばれたのではないでしょうか。

ゆび祭りでのBuono!


ゆび祭りでBuono!が歌った曲は「初恋サイダー」「ロッタラロッタラ」「恋愛ライダー」の3曲でした。
この選曲が素晴らしかったと思います。
Buono!の凄さを見せつけるだけなら独立女子やDEEP MINDを歌えば良かったと思います。
きっと会場中がポカーンです(笑)
でもそれでは場の雰囲気を壊してしまいます。
なのでキャッチーなアイドルロック、かつBuono!の歌唱力の高さを発揮できる曲という上記3曲の選択は見事だったと思います。
更にはロッタラや恋愛ライダーはしゅごキャラの曲だったのでBuono!は知らないけどこの曲は知っているという方も多かったのではないかと思います。
6月25日当日、更にはBSでの放送やNHK総合での再放送のたびにBuono!は多くのアイドル好きの方に絶賛されていました。
Buono!は自分たちの出せる全てを出したと思います。あれだけ気合が入っている3人を見ることが出来たのは貴重でした。
一方で事務所はこの他のアイドル好きの方にBuono!を知ってもらえたという素晴らしい状況を活かすということを全く考えてません。
このこともBuono!の参加が突発的なものだったことを示しているのではないかと思います。
Buono!ファンとしては事務所に対しては呆れるばかりですが、それでもゆび祭りに参加して多くのアイドル好きの方にBuono!を知って頂けたことは本当に嬉しいことです。
いつか、Buono!が単独武道館公演で「ロックの神様」を歌っていることを想像しながらこの記事を結びたいと思います。