日本縦断アイドル乱舞東京公演@渋谷AX

3月30日に渋谷AXで開催された日本縦断アイドル乱舞の東京公演に行ってきました。
開場の渋谷AXは首都圏のライブハウスの代表格とも言える場所ですが、意外にも今までは縁が無く今回初めて行きました。
初めてと言えばアイドルが多数参加するライブは何度も行っているのですが、推しのアイドルがいないライブは今回が初めてでした。
9nineでんぱ組.incスマイレージと興味があったけど観たことが一度も無かったグループが多数参加していたのがアイドル乱舞に行こうと思った最大の要因です。
それではライブについて簡単ですが書いていきたいと思います。

cheeky parade

チキパを観るのは昨年8月のIDOL Nation以来。
あの時はオープニングアクトということで短い時間でしたのできちんと観るのは実質初めて。
メンバーはみんな可愛いし(特にリーダーの関根優那さん)、スキルも高いのは間違いないと思う。
ただ、キャッチコピーの「小生意気」はともかく「攻撃的」が良く分からない。
すくなくとも私には曲もパフォーマンスも「攻撃的」には感じられませんでした。
メンバーの良さを活かせていないのかなと感じてしまいました。

スマイレージ

2番手としてスマイレージが出てくるというのは何とも贅沢ですね。
セトリ自体はスマの定番曲とも言える「夢見る15歳」や「スキちゃん」など聴きたかった曲をほぼ全て聴けたので満足でした。
ただ、期待が高かったからか思ったよりも高まらなかったのも事実です。
スマの参加が発表されたのが遅かったこともあってスマのファンが少なかったことも原因かと思いますが、会場全体もそこまで盛り上がっていなかったような気がしました。
後、あやちょが予想以上に可愛かった。

ベイビーレイズ

ベイビーレイズは今回初めて観ました。
正直な所今回の乱舞に参加しているのも当日知りました。
そういったこともあって、大して期待していなかったのですが、思ったよりも良かったですね。
サウンドも特色があって良かったと思います。
ただ、ベビレの時位置的な問題でほとんどメンバーが見れなかったのが残念でした・

でんぱ組.inc

今回の乱舞で一番驚かされたのはでんぱ組でした。
まずファンの熱気が凄かった!
他のアイドルの時とはファンの熱量が違かったと思いました。
また、メンバーの魅せ方が上手かったと思います。
今回の出演者の中で一番自分たちの「色」を理解してそれを観客に伝えているのがでんぱ組だったと思います。
非常に良いステージでした。
唯一残念だったのが、「くちづけキボンヌ」「冬へと走り出すお」といった個人的に好きな曲が聴けなかったことです。
ただ、これらの曲はセトリの中に溶け込ませるのが難しい曲なので、披露しないだろうとは思っていましたが。

9nine

9nine も実は今回が初見でした。9nineを観れるのは非常に楽しみでした。
ただ、少し期待しすぎだったかなと。
「少女トラベラー」「SHINING☆STAR」という最後の流れは高まりましたが、それ以外はあまり高まらなかった。
9nineも何を売りにしていくかが定まっていないような気がしました。
今回の出演者の中で一番喋れるのは9nineだと思いますが、そこにはアイドリング!!!がいるわけで。
トマパイが散開したことでアゲハが9nineに注力するということも無さそうですし。

東京女子流

女子流を観るのは昨年8月のIDOL Nation以来。
その時が少し期待外れだったので、今回はあまり高い期待はせずにいましたが物凄く成長していたと感じました。
歌唱力、ダンススキル、魅せ方と全て格段に良くなっていたと思います。
今回の出演者の中では一歩上をいっていたと思います。
また、改めて感じたことが曲の質の高さ。
とにかくやる曲全ての質が高い。
今回は「ヒマワリと星屑」「Attack Hyper Beat POP」といった代表曲とも言える曲を初めて聴けたのは勿論、「頑張って いつだって 信じてる」を聴けたのが良かったです。
今回の女子流を観て10代の女の子の成長の速さを感じることが出来ました。

アイドル乱舞総括

3時間半にも及ぶ長丁場のライブでしたが、最後の女子流が全て持っていったというのが率直な感想です。
女子流が始まる前はでんぱ組の圧勝だなと思っていたのですが。
この2組は本当に魅せるのが上手かったと感じました。
スマイレージ9nineに関しては期待が高かった分、少し残念だったなと。
チキパ、ベビレは若いグループなので今回のようなイベントをどれだけ還元出来るかが重要になっていくのでしょう。
冒頭にも書いたように今回は初めて推しのアイドルがいないライブでした。
推しのアイドルがいなくても楽しかったですが、何かが違うなと感じたのも事実です。
昨年の後半から今年にかけてアイドルが複数出演するイベントが毎週のように各地で行われています。*1
しかし、個人的にはこの流れも終息に向かうのではないかと思います。
昨年がアイドルファンのDD化が進展した年ならば、今年はDDの票を奪い合う年になるのではないかと思います。
やはりアイドルグループが飽和状態になってきているのは否めませんし、DDにも限界があると思います。(体力的にも金銭的にも)
今後はアイドル淘汰の時代になり、そこで生き残ったアイドルがワンマンもしくは対バンという形でライブを行うのではと今回のアイドル乱舞に行って、ふと感じました。

*1:タワーレコードの嶺脇社長が「アイドル最前線2013」の中でpop'nの開催についての質問の際に、わざわざ自分がやる必要はないという旨を述べていたのが印象的でした