リバプールVSアーセナル

久しぶりの更新となってしまいました。そして内容がアイドルと全く関係ないというwww
昨日海外サッカーを久しぶりにテレビで観たので軽く感想でも書こうかなと。
自分はアーセナルファンなので贔屓目な感想になると思います。

試合内容

まず結果はアーセナルが2対0でリバプールを下しました。
次に試合内容としては正直な所レベルが高い試合とは言えませんでした。
両チームともディフェンスラインでの安易なパスミスが非常に多かったと思います。
そうした中でアーセナルリバプールの明暗を分けた差は崩しの局面でのアイディアの差だったと思います。
全体的にはホームのリバプールの方が攻勢だったと思いますが、崩しの局面でのアイディアが無いためアーセナルの守備陣を崩せませんでした。
リバプールのチャンスはほぼ17歳のスターリングの個人技からでした。
一方のアーセナルは得点シーンに顕著だったようにカソルラが起点となってポドルスキとの連携で得点を奪いました。
この連動性の差こそがリバプールの攻撃を停滞させた一方でアーセナルは得点を奪うことが出来た原因だと思います。

アーセナルの現状と課題

昨季30点を記録したエースのファン・ペルシと不動のアンカーのソングが抜けた穴をいかに埋めるかがアーセナルの課題でした。

ソング移籍の影響

ソングの抜けた穴に関してはこの試合では全くといっていいほど感じさせませんでした。
その原因はティアビの圧倒的な存在感です。
ティアビは元々ポテンシャルは非常に高い選手なのですが、非常に怪我が多い選手なので中々計算が立たない選手でした。
この試合ではそのポテンシャルの高さを存分に発揮していました。
圧倒的なフィジカルを活かした守備、簡単に奪われないキープ力に前線への推進力。ジルーへのパスで決定機も演出しました。
ティアビが1年怪我なくシーズンを送れたらソング不在の影響は無いでしょう。
また、ティアビとボランチのコンビを組んでいたアルテタもクレバーな守備と的確な散らしで良い活躍をしていました。

ファン・ペルシ移籍の影響

一方ファン・ペルシ移籍の影響は予想以上に大きいという印象を受けました。
トップに入ったジルーはボールを収めることが出来ず起点となることが出来ませんでした。
また決定機を外すなどチームの流れに乗れていないと感じました。
1点決めれば変わるかもしれませんが、このままだとシャマクと同じ道を辿りそうで非常に心配です。

新戦力の出来

ジルーについては上で述べましたのでカソルラとポドルスキについて述べたいと思います。
カソルラは既にチームの中心として欠かすことが出来ない選手です。
小気味良いボールタッチでリズムを作りだしています。
この試合でも1ゴール1アシストと完全に攻撃の中心として機能していました。
非常にテクニックがあり、両足で正確に蹴ることができる素晴らしい選手だと改めて感じました。
ポドルスキは何よりもゴールという結果を残せたことが良かったと思います。
守備でも奮闘していましたし、良い補強になったと思います。

3試合連続完封の守備

今日に関して言えばリバプールの拙攻に助けられたという感じです。
正直な所アーセナルの守備はヴェルメーレンへの依存が非常に高いと思います。
ヴェルメーレンは間違いなくプレミアトップクラスのCBです。代わりはいません。
ヴェルメーレンが怪我無くシーズンを過ごせるか次第でしょう。

リバプールの現状と課題

正直な所課題が山積みだと思います。17歳のスターリングの活躍は嬉しい誤算だと思いますが。
この試合に関してはシャヒンが全くゲームを作ることが出来ませんでした。
結局スアレス頼りというのが浮き彫りになり、スアレスが抑えられると攻撃が連動せず個人技のみになるという感じでしょうか。
また、控えにFWがいないのも問題です。正直な所ダウニングが途中から出てきても怖さはありません。キャロル放出の代わりとなるFWを獲得できなかったのが今後も響きそうです。

アーセナルの今後

まず守備に関してはコシールニーシュチェスニー、サーニャが戻ってきてベストメンバーを組めれば計算は立つと思います。
この試合を見る限りギブスは非常に成長していました。
粘り強い守備に機を得た攻め上がりと欠かすことが出来ない選手になりつつあります。
ヴェルメーレンに関してはスピード・パワーを両方兼ね備えなおかつビルドアップの起点になり、機を見た攻め上がりでキャノン砲と圧倒的な存在感を放っていました。間違いなく今年のアーセナルの鍵を握る選手でしょう。
攻撃に関してはジルー次第でしょう。中盤は非常に計算が出来ます。途中出場のラムジーも良かったですし。
怪我人さえ出なければ優勝争いに絡める陣容は整ったと思います。