2013年アイドルアルバムベスト10!
2013年アイドルソングベスト10! に続き、アイドルアルバムベスト10!も発表したいと思います。
ちなみに昨年の順位は2012年アイドルアルバムベスト10! になっています。
tengal6「CITY」が入っていない時点で作り直さなければいけないランキングですね・・・
では早速10位から発表したいと思います。
2013年アイドルアルバムベスト10!
10位 Dorothy Little Happy 「Life goes on」
ドロシー初のフルアルバムですが、予想以上に良い作品になっていました。
正直な所対して期待していなかったのでw
ドロシーは上半期によく観たアイドルなので、大抵の曲を生で聴いていたこともこのアルバムが好きな理由の一つですね。
「風よはやく」を中心に良曲が揃っています。ドロシー版の「nerve」のアレンジもカッコイイですね。
外れの曲は無いと思いますが、少し無難すぎたかなあと思いますのでこの順位で。
9位 ももいろクローバーZ 「5TH DIMENSION」
アイドルソングベスト10!にもランキングした「仮想ディストピア」や昨年のシングル「乙女戦争」新たな一面を見せてくれた「灰とダイヤモンド」などブレイク後のももクロとしてはこれ以上ない作品に仕上がったのでは。
ももクロの驚異的な勢いでの成長を感じることが出来ると思います。
8位 私立恵比寿中学 「中人」
年末に3人のメンバーの"転校"が発表されるなど色々あった一年だったと思いますが、曲の質は相変わらず高いです。
「仮契約のシンデレラ」「梅」「頑張ってる途中」「誘惑したいや」など好きな曲ですね。
初のオリジナルアルバムと考えれば凄いことだと思います。
遊び心にも溢れていて非常に良いアルバムですね。
7位 東京女子流 「約束」
1st、2ndアルバムに続き3rdアルバムでもその質の高さを思う存分見せつけた女子流。
表題にもなっている「約束」や「大切な言葉」「月とサヨウナラ」「ふたりきり」など素晴らしい曲だと思います。
ただ、1st、2ndアルバムと比べると絶対的なクオリティを持った曲が欠けていたのは否めません。
それは表題がシングル曲ではなく、「約束」だったことからも言えると思います。
「おんなじキモチ」「ヒマワリと星屑」「鼓動の秘密」「Limitted addiction」「Liar」
名前を挙げただけでアイドル好きであれば誰もが知っているであろう、超名曲の数々。
これらの曲に匹敵する曲を今後作り上げていくことが、女子流が更に先に進むために欠かすことが出来ないことだと思います。
個人的には「Partiton Love」にその役目を期待しているのですが、この曲に関しては客観的に判断できないので・・・
果たしてどうなるのかが楽しみです。
6位 クルミクロニクル 「クルミクロニクル」
2013年彗星の如く現れたクルミクロニクル。
タワレコの嶺脇社長やライターの南波さんが度々クルミクロニクルの事を呟いていたので何となく気になっていたアイドルでしたが、実際に初めて聴いたのは12月になってから。
何といっても曲の質が素晴らしいですね。
ネット上の噂ですとかなりの大物が手掛けているとか・・・
Perfumeの登場以来テクノポップは非常になじみ深い音楽ジャンルになったかと思います。
アイドルでもテクノポップは今や当たり前となりましたが、一方で微妙な質の曲が多いのも事実。
だからこそ去年いずこねこを初めて聴いた時に物凄い衝撃を受けたのですが。
話をクルミクロニクルに戻しますが、非常に曲が凝っている一方で声質がとても素朴で、絶妙にマッチしていると思います。
「輝け空色少女」なんて典型的ですね。
しかし、いずこねこ、Especia、クルミクロニクルと大阪はどうなってんだ・・・
5位 Negicco 「Melody Palette」
今年で10周年を迎えたNegiccoの記念すべき初のオリジナルアルバム。
Negiccoのといえば良質なPOPソング!ということもあって非常に高い期待をしていたのですがその期待に応えてくれたアルバムです。
本作では外部の方から曲を提供して頂いていることも多いのですが、どの曲も本当に良い曲です。
提供した方のNegiccoへの愛情が伝わってきます。
ただ、個人的に不満点が二つ。
一つ目は「パーティーについて。」は入れて欲しかった。
今のNegiccoの象徴的な曲だと思っているから。
二つ目はrmxは今回は外して欲しかった。
勿論rmx2曲はどちらも素晴らしいと思うけど、アルバム全体の構成で考えた時に「ネガティブ・ガールズ!」からの「Negiccoから君へ」で締めくくってほしかった。
上記のことからこの順位にしました。
4位 lyrical school 「date course」
まずアルバムのジャケットが素晴らしいですよね。
アルバム全体が一つの物語として構成されていて「date cource」というアルバム名を体現しきっていると思いますが、その導入となっているのがこのジャケットですね。
tengal6時代の「CITY」もそうですが、一つ一つの曲がアルバムの中で"点"ではなく"線"となっている。
この点に関してはリリスクは頭一つ抜けていると思います。
そして勿論曲の質も素晴らしいです。
シングル曲の元気溢れるリリスクは勿論、「ひとりぼっちのラビリンス」「でも」の憂いのあるリリスクも素晴らしいです。
ただ本当に良いアルバムなのですが、前作「CITY」を超えるアルバムかというと疑問符が付いてしまいます。
「CITY」が名盤すぎるからハードルがめっちゃ高いことは分かっているんだけれども・・・
3位 ひめキュンフルーツ缶 「情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~」
前作「恋愛ミラクル」も素晴らしいアルバムでした。
その前作を超えてきた名盤!
前作は等身大の恋愛を歌った曲が多かったですが、本作はよりロック色が鮮明となり大人のひめキュンを感じる曲が増えたと思います。
2013年はメジャーデビューがを果たすなど大きく成長したひめキュンですが、その成長を実感することが出来るアルバムだと思います。
曲もシングル曲は外れが全くなく、アルバム曲とのバランスが絶妙です。
2位 Bellring少女ハート 「BedHead」
今年一番度肝を抜かれたのは間違いなくこのアルバム!
とにかく世界観が異質で他のアイドルとは一線を画しています。
その異質な世界観ですが一切ぶれることはなく貫き通していると思います。
「yOUらり」「ボクらのWednesday」「サーカス&恋愛相談」とベルハーの事を良く知らないときから知っていたいわば"ザ・ベルハー"という感じの曲が中心ですが、そこに朝倉みずほをフューチャーした「ライスとチューニング」のような曲が絡んでくるのが本当に絶妙だと思います。
また普通のアイドルだったら「Tech Tech Walk」でアルバムを締めると思いますが、この後に「WIDE MIND」を持ってくるのも本当にベルハーっぽいなと思いました。
とにかく世界観が貫徹されていて本当にカッコイイ!
1位 アップアップガールズ(仮) 「ファーストアルバム(仮)」
今年一年を振り返って思うのはやっぱり節目節目はアプガだったなと。
そして、一番聴いたアルバムはこのアルバムだったし、間違いなく外すことが出来ない名盤だと思います。
アプガの入門編であるのは勿論、どん底から這い上がってきた彼女たちの勢い、成長を実感できるアルバムになっています。
またアプガ=攻撃的というイメージはあると思いますし、実際その通りだと思いますが一方で「サイリウム」「バレバレI LOVE YOU」「夕立!スルー・ザ・レインボー」など攻撃的でない曲にも良い曲が沢山あることが分かるアルバムです。
そして最後のrmx3曲がまた素晴らしい!
特にPandaboyさんの15分にもわたるrmxは特筆すべき素晴らしさです。
2013年一番聴いて、ライブに行って、一番楽しませてくれたアプガ。
このアルバムを聴いていると何で自分がアプガを好きになったのかが分かります。
そんな素敵なアルバムです。
総括
今年も良いアルバムが沢山ありました。
去年の1位は圧倒的なクオリティだったトマパイのアルバムでしたが、今年の1位は思い入れが非常に強いアプガのアルバムです。
迷うことなく1位は決まっていました。
ただ、主観を抜いても素晴らしいアルバムだと思います。
2位は衝撃度が凄まじかったベルハーを。
3位と4位はほとんど差がありませんが前作との比較でこの順位に。
5位のNegiccoの充実ぶりは目を見張るものがありました。
6位は新星クルミクロニクル。
7位~9位は安定して高い質を誇る3組。
10位はあまり期待していなかった分良い意味で裏切られたドロシーとしました。
アイドルのアルバムがこれだけ充実しているって本当に素晴らしいことですね!
その他の候補アルバム
Especia 「AMARGA」
どのように評価すれば良いのかが一番困ったアルバム。
「AMARGA-Tarde-」「AMARGA-Noche」の2枚のアルバムだけど、2枚で一つのアルバムといって良いと思うし、2枚を別々に評価することはできなかった。
1枚として考えるなら5位くらいには入ってくるアルバムなんだけど、そういう事情もあって今回のベスト10!の対象外に。
さくら学院 「さくら学院2012年度~My Generation」
悪くはないアルバムだけど過去2作と比べると落ちてしまう。
Twinklestarsの曲が無いことで改めて沖井礼二の偉大さを感じたし、全体的にすぅへの依存度が高すぎて、すぅ卒業後が不安になってしまう内容。
話は変わるけど2014年は武藤さんが本格始動するので楽しみです。